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2021年10月23日 (土)

サブマシン改修顛末~、というか備忘(2) 「歴史の大転換が起きていた」

 歴史的にパソコン用CPUはIntelが絶対的主流で、AMDは常に傍流、廉価版の位置に甘んじていた。ぼくは貧乏かつ反主流派なので(?)、ずっとAMDのファンである(とは言え、現実にはその時に買いやすい物、使いやすい物を選ぶしか無いので、これまで買ったCPUは実はIntelの方が多い…)。
 さて、このところ気にはなっていたが、改めてちゃんと調べてみるとすでに世界の情勢は変わっていた。今ではAMDの方が高級機、Intelは性能も価格も低いというのが大方の見解になっている。これは設計思想にも現れていて、昔から、グラフィックをマザボにオンボードとして載せるか、CPUに統合するか、それとも単体のグラフィックボードをオプションでインストールして使う仕様にするかという路線が並立してきた。当然高性能を求める高級ユーザーは高価格になる単体グラボ搭載派であり、貧乏でチープなユーザーは比較的安価に出来るグラフィック統合派だ。そこから考えると現在のIntel CPUのメインのラインナップはグラフィック統合型で、AMDはグラフィック機能無し型になっている(もちろん両社ともどちらの型も作っているが)。
 この5年10年のAMDの追い上げが凄かった、とも言えるが、別の見方をすればIntelがすでにPCを見限っている結果だと言えるのかもしれない。
 そもそもMicrosoft自体がWindows 8 の時点でパソコンからスマホ・タブレットへ主軸を動かそうとしていたように見える(ちなみに、それに追従するようにLinux系も同様の動きをした)。その戦術は上手くいかなかったが、今回の11はもう一度それを目指しているような気もする。実際、ユーザーはPC離れを起こしており、若い世代ではパソコンを触ったことが無い層が増えている。
 現状でPCを自作しようとするのはゲーム・マニアだけと言って良く、もはや「光らない」マザボなど存在しない(ってことは透明じゃないPCケースも売ってない)ようだ。
 スマホは社会インフラになってしまい、メールやSNSはスマホ利用がデフォルトで、極論を言えばスマホ無しにはパソコンも十分に使いこなせなくなっている。

 と、まあ、現状分析はともかく、こちらとしては実用機が必要なのであって、スチールの密閉したケースの中でマザボが光られても迷惑なだけ。
 今回はとりわけ安く性能が安定すれば良いので、結果、一年位前の枯れたシステムを採用することにした。
 チョイスは今や廉価版のIntel、Core i5-10400とMSIのMPG Z490 GAMING PLUS。メモリはKLEVVのDDR4 2666 16GB PC4-21300を2枚。KLEVVというメーカーは初めてだが韓国なのかな。いずれも価格コムとかAmazonのレビューを信用するなら評判は良い。それ以外のパーツは全て現状のものを流用する。

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