パソコン・インターネット

2023年8月31日 (木)

レンタルサーバーでマルチサイトとかSSLの設定とか

 きょう解放された。かなり長い期間Webと格闘していた。
 実は、この秋に新しいサイトを開設する予定があり、それに向けての下準備をしていた。後で述べるようにけっこう複雑なことをしようとしたこともあって、全く上手くいかず、次から次にトラブルにはまって何日も無為の日々を過ごすことになってしまった。

 ぼくはけっこう昔からネットオウルという業者のスターサーバーという有料サービスを利用している。それなら自分のホームページとかこのブログとか、全部そっちに移せばいいかなとも思うが、ニフティ歴も長く、いろいろな流れで今の状況となっているので、なかなか変更しづらい。
 それはともかく、誰も知らないはずだが、ぼくは現在ネットオウルで複数のドメインを持ち、実験用を含めていくつかのサイトを開設している。今回はそこにドメインをひとつ、サイトを3つ増やそうという計画だ。そのうちの2つを秋に開始、ひとつはある程度長期的な目処で今すぐ運用は開始できないだろう。
 ここからは備忘を兼ねて顛末を記す。

 スターサーバーで新規のドメインを増やす方法は、公式のマニュアルにもあるし特に難しいことはない。ネットオウル独自ドメインというのを使えば(ちょっと怪しげなURLにはなるが)無料で増やせる。このサービスを使うとその後の様々な処理も簡単だ。ただしネットオウルではコースにもよるが追加ドメインの数は基本的に5つまでという制約がある。
 もちろん同一ドメインの下にサイトはいくつも作れるので、それ自体はそんなに問題では無いのだが、いま個人や小規模サイト作成の主流であるWordPressを使おうとすると、同じドメインの下で複数の別サイトを立てるには技術的、容量的に少し難易度が上がる。

スターサーバーでWordPressのマルチサイトを構築

 今回はWordPressで、ひとつのドメインの下に別のサイトを3つ作るので、マルチサイトという手法を使うことにした。この記事は初心者向けのガイドでは無いので具体的な方法はネット検索してもらいたいが、ある程度WordPressとFTPとテキストエディタが使えるなら別に難しい話では無い。ただし何事にも気を抜けないので、それなりに緊張は続く。あれ? テキストエディタに使い方なんてあるの、と思ったあなた、まあ、ようするにエンコードとか改行とかの知識ってことですよ、つまり。

 そう言いながら、無念にもここでまず最初に軽く引っかかった。(というか、すっかり忘れていた。)
 WordPressの「設定→サイトネットワークの設置」の画面で、「.htaccess ファイルへ追加して」という指示には要注意だ。実際には単純な追加では無く、基本的に

<IfModule mod_rewrite.c>

から

</IfModule>

 の間の記述をそっくり置き換えると言う意味だ。お間違えの無いように。

Google様の支配するネット世

 今回の問題以前に、今年は自分のサイトを全体的に統合しようとしていて、自分のメインサイトに若干手を入れた。普段まずエゴサーチとかはしないので、自分のサイトがWebの世界でどんな風に見えるのかなどということは気にしたことが無い。それに普段はFirefox使いなのでChromeがどんな動きをするのかもあまり良く知らなかった。と、試しに自分のサイトをネット検索すると…全然引っかからない。昔は自分の名前を検索しただけで大量のサイトがヒットしていたのだが。この十数年でネットの世界はまるで変わってしまった。どうやら検索エンジンがほぼGoogle1本に絞られたらしい。Google様の検索に引っかけてもらうには申請が必要なのだ。自分自身のサイトも含めて、古いサイトはそんなことをしていないだろうから、古い記事は今は検索しても全然引っかからなくなっているのかもしれない。面倒というか、なんかいろいろ文化的な損失があるんじゃ無いかとも思ってしまう。

 ともあれ、申請が必要ならばしますよ、ということで登録したら、今度はGoogle様から「お前のサイトにはこんなに問題がある」と文句、いやご指摘が何度も来るようになった。よくよく調べてみると、こちらが意図的にやっているデザインや構成がお気に召さないようだ。まあ検索に引っかかるなら放置しておいても別に良いだろう。

 だが極めつけは、Chromeでいちいち危険なサイト扱いされてアクセスが止められてしまう事象が起きることだ。ようするにChromeは「https」になっていないSSLに非対応の「http」は、ともかくはじく仕組みになったらしい。Firefoxも「安全で無い接続」という表示になるが、たぶんそんなにむやみにはじいたりはしない。
 とは言え、もう世の中の潮目は完全に変わった。たしかに詐欺などネット犯罪がこれだけ増えているのだから、それもしかたあるまい。ただこちらは特に来訪者に何のデータの提供も求めていないのだから「危険」とか「安全で無い」と言われるのもちょっと納得しがたいところがあるにはあるが。

 そこで今回の件を機会に自分のサイトをSSLに対応させることにした。とは言え、メインのLaCoocanは頑なにSSL化しないのが困りものだ。富士通もノジマも好きな会社だったのだが、彼等はもうぼくらの方を向いていないのかもしれない。でもでも、ココログは対応しているので、今回ここはSSLを導入したよ。

スターサーバーでSSLを設定

 さて、問題はネットオウルのスターサーバーである。これも基本的にはマニュアル通りにやれば一応SSLに対応できる。ただし、それはモデルケースの場合だけだ。
 モデルケースとは何かというと、ひとつのドメインに、ひとつのWordPressがインストールされ、ひとつのサイトが置かれている状態のことだ。この場合は前記の要注意点を間違えなければ、たぶんマニュアル通りで行ける。

.htaccessを自分で設置すると

 ただ、ここはケースによっては苦戦することになる。ぼくの場合は、まず、WordPressをインストールしていないドメインの場合だった。正直、長年シコシコとテキストエディタに手打ちでHTMLを書いてきた身としては、ちょっとしたサイトなら別にWordPressを使いたいとは思わない。それでドメインによっては単純なHTMLだけのページを作っている場合もある。
 スターサーバーの場合、自動インストール機能を使ってドメイン直下にWordPressをインストールすれば、そこに.htaccessが作られるので、それをマニュアル通りの記述にすれば良いだけなのだが、WordPressなどをインストールしていないとそもそも.htaccessが無い。SSL化のためには自分で設置する必要が出てくる。.htaccessというのは中身はただのテキストファイルで、これをFTPソフト等で対応させたいディレクトリにアップロードするだけだから作業自体は簡単だ。

 ところがその中身を、

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

 という例のサイト転送命令の記述だけ書いても上手くいかないのだ。
 サーバー管理画面からSSL設定を完了させていても、「.htaccessの記述が間違ってる」みたいな文章が出てサーバーエラーになってしまう。この場合SSL化自体は成功している。自分で書いた.htaccessを削除してしまえば、Webブラウザから「https」のURLでアクセスすれば普通に表示可能だ。もちろん「http」で接続しても、これまで通り「安全でない接続」として表示される。

 これはだいぶ悩んで、一度は、自前の.htaccessを消して、「index2.htm」を作り、そこに本来の「index.htm」の内容を書き込み、元の「index.htm」の方はmeta記述で1秒インターバルで「https…index2.htm」にリダイレクトする設定にする、という荒技も考えた。これならさほど不自然で無く「https」に誘導することが可能だ。ただこれをやるとおそらくGoogle様が怒るだろうし、いろいろ想定外の不具合が起きそうだ。

 そのとき、たまたま他のサイトをいじっていて偶然思いつき、自作の.htaccessの記述の下にPHPのバージョンを次のように書き込んだところ、不思議なことに問題が解決した。

#####phpversion#####
#AddHandler x-httpd-php7.4 .php .phps
#####end:phpversion#####

 理由は不明。これは本来は頭に「#」が無ければHTMLから直接PHPを操作することを許可する記述のようにも見えるが、これだとただのコメントアウトではないのだろうか。よくわからないが、まあ結果オーライだ。

マルチサイトのSSL化につまづく

 トラブルはまだ続く。
 SSL化させた場合、最後にWordPressの「設定→一般設定」で、「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」を「http」から「https」に書き換える必要がある。これはマルチサイトの場合だと、サイトネットワーク管理の「サイト→すべてのサイト」で書き換えることになるわけだが、「メイン」サイトだけは書き換えられない。

 ぼくの場合実質的には問題ないと思って放置したのだが、超有名なWordPressテーマである「Lightning」のヘッダー画像のスライダーが使えなくなったことに気づいた。他のテーマでは何の問題もないのだが。また悩む。これは画像のURLが「http」であるため「Lightning」が読み込めないのが原因だが、普通の説明ではSSL化した上で「https」へ画像をアップロードし直せば良いとしか書いていない。WordPresでURLが書き換えられていないので、それが出来ないのだ。

 ここでいったん詰まったのだが、もう少し調べてみると、マルチサイトの場合、メインサイトのURLを変更するためには直接データベースを編集しなければならないという話にたどり着いた。ここでは詳細は説明しないが、ぼくの場合はWordPressのプラグインを使ってphpMyAdminを直接編集することで解決した。必要な人は上記のキーワードで検索して調べて欲しい。

やっと一段落

 と、まあ、やってみれば、さほど技術的に難しいことは無かったが、本当に時間と精神を食いつぶされる数日間だった。この間、他の仕事は全部中断である。あーっ! 集中学習合宿に行っていたと思えば、それはそれで身にはなった、と思うことにする。
 仕事は溜まりに溜まってしまった。

 

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2021年11月15日 (月)

理不尽と不可思議

 今日ふたつのことが分かった。

 ひとつはスマホからニフティのWebメールにアクセスできなくなった件について。

 このブログはニフティのサービスを利用しているが、メアドはセカンドメールにしているSo-netを使っている。まあいろいろ事情があってそうなっているわけだが。メインのメールは実はニフティだ。スマホ用のGmailもあるにはあるが、たくさんあっても使いづらいだけなので、スマホではニフティのメールをWebブラウザ上からWebメール・サービスを利用して使っている。(意味分かる?) スマホはほとんど使うことはなく、メールを使うと言っても基本的に受信確認だけなのでそれで十分なのだ。

 ところが最近になってスマホからニフティのメールボックスにアクセスできなくなってしまった。「受信中」の砂時計が回るだけでいっこうに受信しない。不便だがすぐに困るわけでもないので放っておいた。

 とは言え、ずっとそのままにしておく訳にもいかないので、今日いろいろいじってみたのだが、それで分かったことがいろいろある。

 まず、Webメールを使って受信できないのはブラウザをスマホモードにした時だけだと言うこと。PCモードにすれば問題なくアクセスできる。ただし画面の小さいスマホでは(ぼくのディスプレイは3.2インチ)あまりにしんどい。それとスマホモードにするといくつかのボタンやリンクが効かなかったり、ページを入ったり来たりしているうちに「このブラウザは対応してない」みたいな警告文が出たりすることにも気づいた。ようするにWebブラウザの問題のようだ。

 スマホで使っているブラウザは機種内蔵のデフォルトのもの。実は一時期はFirefoxを使っていたのだが、フリーズがひどかったりして使えずアンインストールした。chromeも無効にした。最大の原因はリソース不足。外部記憶用にSDカードを増設してあるのだが、アプリ用のリソースには内蔵RAMの1Gの中しか使えない。これが本当に少ない。いくつかアプリをインストールするともう更新もできない。機種自体が低スペックなこともあり、LINEも使えないほどなので、ほとんどのアプリを削除せざるを得なかったのだ。

 しかし仕方ないので、ともかくchromeを有効化。これでニフティのサイトに行くと無事スマホモードでメールボックスまでたどり着くことが出来た。ただ「この機種ではchromeを更新できません」という不気味な警告が出ている。それで思い出したがchromeを無効化したのはこの警告が出るからだった。何とも困ったものだ。別にウェブサイトに行ってメールが読めれば良いだけなのに。今はPCの改修もあり、とてもスマホを買い換える余裕はない。スマホのことは全然分からないのだが、おそらく中古で本体だけ買ってSIM入れ換えみたいなことも出来ないような気がする。たぶん契約自体の変更が必要になりそう。しかし長期契約を更新したばかりだ。使えるところまでダマしダマし使うしかない。

 なんか理不尽な気がする。使えないサービスなら終了してくれれば更新しないのに。そもそももうこの機種自体はメーカーも撤退してるし、この契約コースは新規の受付をしてないようだ。でも携帯会社側が自動更新で契約延長したって事は、まだこれ普通に使えるって意味なんだろう? うーん…

 ところでもうひとつ。

 家のPCのネット接続にも問題がある。もう数年前からネットが突然断絶するのだ。原因は不明。

 当初はルーターのせいかと思っていた。たぶんもう7~8年前からだと思うが(もっと前かも)、その頃は回線が断絶するたびにモデムとルーターの電源を入れ直して、それで回復していた。しかしだんだんと上手くいかなくなり、どうやら問題はモデムにあったようで、警告ランプが点灯するようになった。その時はまだNTTとの契約だったので電話して新しいモデムを送ってもらい付け直した。

 しかしそれでも断絶は続き、今度はルーターを買い直した。モデムとルーターを替えたお陰か、大分良くはなったがまだ断絶は起きた。このタイミングで接続契約を変更する。ハード的には全く変更が無いのだが業者をNTTからニフティに変え、さらにV6+に乗り換えた。この時期は断絶はほとんど気にならない程度になっていたが、この後やがて徐々に断絶の頻度と長さが増してくるようになる。

 それだけなら鬱陶しいだけで済んだのだが、世の中に新型コロナウイルスが広がるようになると、ぼくの仕事でもリモート会議が導入されるようになった。もう遠くまで出張会議に行く必用が無くなって助かったのだが、ある日、運悪くリモート会議の直前に回線の断絶が起きてしまった。想定してなかったので相当慌ててしまい、今考えればとりあえずスマホを使えばよかったのだが(その代わりパケット代がけっこうかかったと思うが…1Gプランなので)、結局バタバタしたあげく会議を中止に追い込む形になった。大切な会議だったのだが。

 とにかくその日の断絶は今までの経験上で最も長く続き、約半日PCからネットが使えなかった。もう参った。

 このままではいけないと思い、断絶の状況を正確に把握するため詳細な記録を付け始めることにした。同時にニフティ側にも報告して対処を求め、また一方でスマホの追加パケットを購入するなどして、いざというときに緊急にスマホを代用する用意もした。だがニフティの方では自分の方の問題ではないと言われてしまい行き詰まる。

 モデムとルーターを接続するケーブルも古かったので買い直したり、いろいろやってみたが断絶症状が止むことは無く、ひとつ疑ったのは電話線である。古い集合住宅で電話線はもう50年位そのままだと思われるが、ここからネット回線に繋げているのだ。内側のモデムは先に書いたように比較的新しく、外側には光回線の集合住宅用大型ルーターが設置されている。物理的に劣化しているとすれば、その間をつなぐ電話線しかない。ただこれは検証不可能。これを回避するとなるとテレビアンテナの回線を経由するケーブルテレビの接続サービスとかに変更するしかない。だが、これはいろいろと大変面倒なことになるので極力回避したい。

 ここで接続業者変更を躊躇するのには別の理由もある。と言うのは、断絶の状況を記録していて、ぼんやりと何かしらの規則性を感じるようになったのだ。そのひとつはWindowsのアップデートである。断絶はすぐ回復するケースと数十分から数時間にわたる長い場合がある。毎日何度も起こる場合もあれば、何日も問題が起きないときもある。この深刻な断絶とか、何日も続く場合は、どうもWindowsのアップデートがある時期と重なる気がするのだ。必ずしもぴったり合うわけでは無いのだが。

 これが自分のPCの問題なのか、それとも家の外の問題なのかもわからない。基本的にはPCのネット回線が断絶するときは、すべてのPCが一斉に断絶する。どれか特定のPCを使っているときだけという訳でもない。この時、スマホのWi-Fiが断絶する場合と断絶しない場合がある。PCの電源を落としWi-Fiでスマホだけを使っていても断絶は起こる。この場合はたぶんPCを立ち上げても断絶している。とにかく原因究明は困難を極めている。ただ会議が中止になった頃からくらべると(一年位前か?)、今はあまり問題になるほどのひどい状態にはならないのが幸いだ。これは仕事の流れでリモート会議自体が減ったからかもしれないが。

 さて、ここで今日はっきりした事実がある。どう解釈して良いか分からないのだが。

 ぼくは今、こたつの上にモニタを置いてデスクトップパソコンを使って作業している。もう断絶現象が始まってからそうとうの年月が経つので、その全ての時でこういう風にPCを使っていたわけではない。PCの設置場所も、PCの機種も、LANも有線だったり無線だったりと違う。だから一律で考えることはできない。これは前提。

 で、何となくこれまでも気になっていたのが、なぜかこの回線の断絶は、ぼくがこたつの前から立ち上がって台所仕事をしたりするときに良く起きるのである!

 まあ生活リズムが比較的規則正しいところがあるので、ぼくが台所仕事をするのはだいたい同じ時間だ。だからこれまで、これはぼくが立ったり座ったりとは関係なく、時間が関係していると思っていた。しかし今日は三回の断絶があり、しかもそれは全てぼくが立ち上がって別の作業をして、戻ろうとしたところで起きたのだ。しかもそのうち一回はモニタの画面が一瞬消え、そこからしばらくして回線断絶が起きた。

 ホラーのようで気持ちが悪いが、これは絶対に関係がある。

 ダレカガ ワタシヲ ズットミテイテ イヤガラセヲシテイル?

 …な、バカな。確かにときどき大変親切な方が「貴方の行動は、パソコンのカメラを通して私の方から全て丸見えです。セキュリティに気をつけて下さい。つきましては画像の公開を止めるために次の所へ連絡を…」とメールを下さり、背筋が凍る思いをする。なぜならぼくのPCにはカメラが付いていないのです。(必用なときだけUSBカメラを接続する形なので) どうやって見てるの?!  これが本当の「ホラー話」。

 冗談はともかく、もう少し冷静に分析すると、しかし今日の断絶はいずれも極めて軽度の断絶であった。回復まで5分かからなかった。2台つけていたPCは同時に断絶したが、スマホは断絶しなかった。もしかすると断絶には何種類かあるのかもしれない。今日のような軽い断絶と長時間繋がらない深刻な断絶と。軽い断絶はぼくの行動が引き起こしている可能性がある。一番普通に思いつくのは電源周り。立ったり座ったり歩いたりする振動でどこか接触不良の電源が一瞬断絶して、それがルーターに不具合を起こしているのかもしれない。モニタが消えたのがヒントである。

 確かに自分が動いている訳でもない時、突然回線が断絶する場合は、深刻な断絶である場合が多い気がする。これは原因が違うのかもしれない。何かの加減で電圧低下が起きているという可能性もあるかもしれない。

 さらにもしかしたらだが、蛍光灯に問題があるかも。立って台所仕事をするときは蛍光灯をつけたり消したりする。グロー式の蛍光灯だが何か影響があるだろうか。

 とにかく不可解なことではある。

 もう少し、いろいろ条件を変えながら様子をみていくことにしよう。なんとかなると良いのだが。

 

 

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2021年10月23日 (土)

サブマシン改修顛末~、というか備忘(7) 「やっとこ成功?!」

 何?
 何のストレスも無くWindowsが立ち上がる。
 基本的に従前のものと同じ。
 ただドライブ文字だけがちょっと動いている。これは光学ドライブがDになってしまったため。ぼくはずっと昔から光学ドライブをQ、R、S…と付ける習慣があって、データHDDはDから名付けている。そこのところが動いただけだ。これをサクッと直すともう全く以前のサブマシンと変わらない。

 ただ、さすがにWindowsは再認証を求めてきた。
 普通にインターネットにも繋がっているようだし、歯車アイコンからアカウント管理に行って指示に従いログインし直すと、問題なく認証がクリア。
 次にマザボ付属のMSIのインストールディスクを使ってドライバやユーティリティー・ソフトをインストール。よくネット上の記事に古いドライバやユーティリティー・ソフトは事前に削除するようにと書いてあるが、ぼくの環境では今のところそのままにしていて特に問題は起きていない(よい子は真似しないでね)。
 むしろ自動インストールでいらないソフトが余計に入ってしまい、これらは後から手作業でアンインストール。
 ひとまずこれで落ち着いて、いったん再起動をかける。と、「Dドライブを修正します」と不気味なメッセージが。止めようも無く勝手にパーセンテージ表示がカウントされてWindowsが起動。調べてみたが特に問題は無いようでほっとする。

 と、まあ現在のところはここまで。
 これから何か問題が発覚するかもしれないが、とりあえず疲れた。いちいち書いてないが、ここまで約2週間かかった。
 これから更に新しいバックアップを取ったり、起動ドライブや修正ディスクを作り直したりするつもりなので、まだ当分バタバタするんだろうな。

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サブマシン改修顛末~、というか備忘(6) 「良い知らせと悪い知らせ」

 悪い知らせはTSUKUMO(九十九電機)のサイトにあった。

「第10世代 Intel Core プロセッサー(CPU)およびAMD Ryzen 4000シリーズCPUに搭載されているGPU(グラフィック機能)を使用する場合、一部のマザーボードを除き、マザーボードの仕様によりCSMを有効にすることができません」

 えー。今回買ったCore i5-10400はその第10世代。そうするとGPTじゃないとブート出来ないっぽい。グラボを増設すれば「回避できる場合が」あるとのことだが、そもそも安くあげるためにグラフィック機能搭載CPUを選んだんで、それでは本末転倒だし、絶対大丈夫ってわけでもなさそう。
 一応メインマシンのグラボを抜いて付ける手も無くはないが(メインのCPUもグラフィック機能搭載型なので)、いろいろ考えるとやりたくない。

 はてさて、それでは良い方の知らせ。
 Windows 10 の MBR2GPT コマンドで、データを残したままドライブをMBRからGPTに変換できるという記事がいくつもヒットした。
 専用ソフトも売ってるようだが、コマンド・プロンプトからやればWindowsネイティブの機能として可能らしい。
 ずーっと昔々、まだMSXを使ってた頃、当然コマンドを打ち込んで動かしてたんだけど、GUIに慣れきってからはもう怖くて、出来る限りCUIは触らずにいる。Linuxを使うときでさえもう何年もコマンド打ってない。が、やるしかないか。
 でも、無理と分かっていても一応まずはGUIレベルでいじってみる。Windowsのディスク管理に行って(ぼくは通常、昔ながらのコントロールパネル経由で行くんだが、Windowsボタンの右クリックで直接行くのが正解みたい。前からこういう仕様だったっけ?)、ここで直接MBRをGPTに変えられないかやってみる。だって「GPTに変更」ってメニューが出るんだもの。まあ、文字の色が薄くなっていて不可能なんだが。

 それでは本気で。
 と、その前に再度(再再度?)マザボを古いのと交換する。現在のシステムドライブ(SSD)のクローンを作っておくため。これにはその辺に転がってるUSB接続の外付けケースに入れた適当なハードディスクを利用する。
 それが出来たら試しにそのクローンHDDをメインマシンに接続して、そっちのディスク管理で何か出来ないか見てみる。やはり何も出来ない。
 サブマシンに戻ってサブマシンにクローンを接続、コマンドプロンプトからこのクローンHDDをMBR2GPTコマンドでGPT化出来ないかやってみるが、どうも出来ないみたい。
 では意を決してサブマシンのシステムSSDをMBR2GPTコマンドでGPT化する。…一応出来たようだが? どうだろう?
 ともかく電源を落とす。
 クローンHDDをつないだ状態で電源を入れてみる。予想通りSSDは立ち上がらないが、予想に反してクローンもデバイスの異常と表示されて立ち上がらない。不安がよぎる。まあ仕方ない。ここでまたまたマザボを新しいものに交換。
 電源オン。

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サブマシン改修顛末~、というか備忘(5) 「衝撃の事実、UEFI!」

 ここからまたネット検索。ただ何て検索したら良いのか、うまく検索結果が出ない。いろいろやっているうちについに気づいた。今まで表示されていた画面はBIOSじゃ無い…。
 そうです。表示されているのはBIOSではなくUEFIの管理画面。BIOSって検索しても中々引っかからないわけだ。
 確かにパソコンの管理がUEFIになるって話は大昔に聞いたことがある。実際メインマシンを改修したときもたぶんBIOSかUEFIか選択したはずだ。しかしその時は何も考えずにBIOS(正確には下記のUEFIのCSMモードかも)を選んでいたのだろう。
 もう少し掘って調べると、BIOS下でWindowsシステムを構築するとデバイスのパーティションは自動的にMBRに、UEFI下ではGPTになるのである、とか書いてある。つまりこれまでのシステムは古いBIOS下のものだったからシステムドライブはMBRで、これではUEFI環境ではブート出来ないというのだ。
 ちなみにまだ良く理解していないが、古い光学ドライブもMBRの扱いになるらしく、そこからブート出来ないらしい(いったんWindowsが立ち上がれば普通のデータの読み込み等は出来るようだが)。Ubuntuが立ち上がらなかったのはそのせいかもしれない。
 さて、それではUEFIのマザボでMBRのシステムを立ち上げるにはどうするか。「UEFI管理画面でCSMを有効にすれば良い」のだそうだ。

 と言うことで、確かにCSMの切り替え項目があったのでやってみるが、やっぱりうまくいかない。
 今度はいったんシステムが起動しそうになるのだが、「UEFIモードじゃないからUEFIモードにして」みたいなメッセージが出て止まってしまい、リセットするとまた前と同じ状態に。
 やはりクリーンインストールしか手が無いのか。

 がんばってもう少し調べよう。
 ただ今度はBIOSとかUEFIとかMBRとかGPTとか、いろいろ検索に使えるキーワードがあった。そこでやっと解決に繋がる2つの記述を発見することに。…良い知らせと悪い知らせとどっちを先に聞きたい?

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サブマシン改修顛末~、というか備忘(4) 「なぜ? BIOS管理から進まない地獄」

 数日後に電源の変換ケーブルが届き、あっさりと組み込みも出来、電源を入れると画面も表示した。気が抜けるほど簡単だったが、ここから本当の問題が始まる。
 何かおかしい。
 ぼくが慣れ親しんだパソコンの起動は、まずBIOSがメモリチェックとかをやって、だらだらっと文字表示となり、そこから上手くいけばOSの起動画面に、失敗だと「何かが不具合!」とか「ブートできねえ!」とかの文字列が表示されるというものだ。
 上手くいかなければリセットをかけて、今度はデリートキーを叩いてBIOSの管理画面を表示させ、状況を確認する手順となる。
 しかし今回は何もおこらないまま、すぐBIOSの管理画面が立ち上がって、どうやってもそこから抜け出せないのだ。
 これは途方にくれた。

 って、くれてばかりもいられないので、確認するとBIOS上ではシステム用SSDも、他のデバイスも全部認識はされている。ただそこからブートしないのだ。ブートしないのはともかく、システムを認識できないよと言うメッセージすら出ないのである。
 今までの経験では、こういう時はOSのインストール・ディスクから読み込ませて修復もしくはOSの再インストールという流れになる。ただ今手元にWindows 10 のディスクは無い。記憶は定かでは無いが、もしかするとオンラインでアップグレードしたんだったかもしれない。
 そこでとりあえず、こういう時に出番となるUbuntuのディスクを使うことにした。Ubuntuが立ち上がればとにかく何かがわかるかもしれない。が、読まない。DVDディスクが読み込まれないのだ。

 後はどうするか。回復ドライブから立ち上げることは可能かもしれない。ただサブマシンの回復ドライブは作っていないので、いったん外した古いマザボを戻して、元の構成でPCを立ち上げ直しUSBメモリに回復ドライブを作った。
 さあ、もう一度マザボを新しいものに交換して、BIOS設定でUSBメモリを優先読み込みに変更し再起動。
 …成功! ついにWindowsのロゴが表示された。
 すぐに水色の画面に作業オプションが並ぶ。
 まずは、単純に「修復」を選択…、失敗。
 次にバックアップから修復を選んで実行…、失敗。
 うーん手強い。あとは起動ドライブをフォーマットしなおして、Windowsをクリーンインストールするしか手段が無い。仕方ない。ドライブを選択して実行…する寸前で止める。後が面倒くさくなりそう。他に方法は無いのか。
(よい子の皆さんにはフォーマットしてクリーンインストールをお薦めする。たいていの記事ではそれが最良とされている。ゴミが一杯溜まっている古いOSはトラブルの原因になるから使うなと…)

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サブマシン改修顛末~、というか備忘(3) 「いよいよ作業へ」

 告白するが、正直PC自作を20年以上やっていて、すんなり出来たためしはほぼない。
 今回もハマった。
 昔はパーツの物理的な合わせがけっこう大変だった。きつかったり、緩かったり。ビス穴とかが足りなかったり、インチねじ、ミリねじの使い分けが分かりづらかったり。
 あとはハードが組み上がってからのOSのインストールが大変だった。システムデバイスがHDDであったことも原因だが、とにかく時間がかかったし、その後のWindowsの特に再認証が面倒くさかった。直接電話をかけてオペレーターとやりとりしなくてはならないこともあった。

 今はそういうことは無いようだ。少なくとも今回はそういう点では何もストレスが無かった。
 障害になったのはアーキテクチャの進化だ。

 まず、電源の端末が足りなかった。
 数年前は問題なかったのだが、今はどうやらCPU電源(EPS12V)が8ピンと4ピンの2つ必用なようだ。一応4ピンが2つあるので合わせて8ピンにはなるのだが、ともかく急いで、IDE機器などに使う旧来型の4ピン端子をEPS12Vにする変換ケーブルを注文。
 後でネット検索してみると8ピンがメインで、4ピンはサブだから無くても大丈夫と書いてる人もいるが、一応MSIのマニュアルでは全ての電源をつなぐように指示されている。

 それより、ぼくが一番心配していたのはCPUとマザボを交換してしまって、そのまま従前のWindowsが起動するのか、さらに再認証されるのかということだった。
 昔のWindowsではかなり難易度が高かった。大抵はOSの再インストールが必要だったと思う。当然再認証にはシリアルナンバーとか、いろいろ準備が必要だった。当時はそれでもWindowsのアップグレードは、パッケージ版のCDメディアを購入する形だったから、モノとして製品番号を確認することは比較的容易だったが、今はオンライン。どのような情報を求められるかやってみないとわからない。
 一応、事前に情報収集してログインをローカルでは無くマイクロソフト・アカウントにしておけば良いらしかったので、それはもうずいぶん前からやってある。

 とりあえず出来る作業は進めて、デバイスを接続しておこうと思ってSSDやデータ用のハードディスクをつないでいく、と、当たり前だがもうマザボにはFDDのコネクタが無い。実際、すでにメインマシンの方もFDDは載せられないのだが、このサブマシンに付けておいたFDDは時たま古いフロッピーを読みたくなったとき本当に重宝した。まあ仕方ない。
 次にDVDドライブ。おっと… これIDEだ。IDEのコネクタだってもうあるわけ無いぜ。えーっとどこかにSATAのDVD-Rドライブ転がってなかったっけ。買った覚えはある。現在のメインマシンに元々付けてあったのがあるはず。メインの方はBD-Rドライブに換装したのだ。家中あちこち捜すが無い。しょうがないから買うか? それともとりあえずメインのBDドライブを外して付けるか? などと考えているうちに、本棚の上の段ボール箱の中から見つかった。誰だ、こんなとこ置いたのは! 俺だ!(と、見つかったは良いがこのDVD-Rドライブも後で障害となってしまう)

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サブマシン改修顛末~、というか備忘(2) 「歴史の大転換が起きていた」

 歴史的にパソコン用CPUはIntelが絶対的主流で、AMDは常に傍流、廉価版の位置に甘んじていた。ぼくは貧乏かつ反主流派なので(?)、ずっとAMDのファンである(とは言え、現実にはその時に買いやすい物、使いやすい物を選ぶしか無いので、これまで買ったCPUは実はIntelの方が多い…)。
 さて、このところ気にはなっていたが、改めてちゃんと調べてみるとすでに世界の情勢は変わっていた。今ではAMDの方が高級機、Intelは性能も価格も低いというのが大方の見解になっている。これは設計思想にも現れていて、昔から、グラフィックをマザボにオンボードとして載せるか、CPUに統合するか、それとも単体のグラフィックボードをオプションでインストールして使う仕様にするかという路線が並立してきた。当然高性能を求める高級ユーザーは高価格になる単体グラボ搭載派であり、貧乏でチープなユーザーは比較的安価に出来るグラフィック統合派だ。そこから考えると現在のIntel CPUのメインのラインナップはグラフィック統合型で、AMDはグラフィック機能無し型になっている(もちろん両社ともどちらの型も作っているが)。
 この5年10年のAMDの追い上げが凄かった、とも言えるが、別の見方をすればIntelがすでにPCを見限っている結果だと言えるのかもしれない。
 そもそもMicrosoft自体がWindows 8 の時点でパソコンからスマホ・タブレットへ主軸を動かそうとしていたように見える(ちなみに、それに追従するようにLinux系も同様の動きをした)。その戦術は上手くいかなかったが、今回の11はもう一度それを目指しているような気もする。実際、ユーザーはPC離れを起こしており、若い世代ではパソコンを触ったことが無い層が増えている。
 現状でPCを自作しようとするのはゲーム・マニアだけと言って良く、もはや「光らない」マザボなど存在しない(ってことは透明じゃないPCケースも売ってない)ようだ。
 スマホは社会インフラになってしまい、メールやSNSはスマホ利用がデフォルトで、極論を言えばスマホ無しにはパソコンも十分に使いこなせなくなっている。

 と、まあ、現状分析はともかく、こちらとしては実用機が必要なのであって、スチールの密閉したケースの中でマザボが光られても迷惑なだけ。
 今回はとりわけ安く性能が安定すれば良いので、結果、一年位前の枯れたシステムを採用することにした。
 チョイスは今や廉価版のIntel、Core i5-10400とMSIのMPG Z490 GAMING PLUS。メモリはKLEVVのDDR4 2666 16GB PC4-21300を2枚。KLEVVというメーカーは初めてだが韓国なのかな。いずれも価格コムとかAmazonのレビューを信用するなら評判は良い。それ以外のパーツは全て現状のものを流用する。

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サブマシン改修顛末~、というか備忘(1) 「限界!」

 いま実際に使っているパソコンは2台。それぞれCPUはIntelとAMD。それ以外、残骸的なPCも数台あるけど。
 現状サブマシンとして使っているのがAMDの方で、AthlonII X4 640 3.0GHz。マザーボードはA7GM-S、知らない人は知らないブラック企業FOXCONが一般向けに販売してた板(ちなみにFOXCONは日本のシャープを買収したことでも知られ、今ではDellにマザボを供給しているみたい)。10年前に組んだ機体だが、たぶん自分史上10年以上日常使用したパソコンはこれだけ。よく保ったものだと思う。
 もちろんデバイスとかケースとかは、だいぶ替えているし、OSもアップグレードしてきたが、これだけ使えたのは何にせよCPUの性能が良かったからだと思う。
 とは言え、さすがに最近はだいぶきつくなってきた。特にこのところWindows 10 のアップデートの度に不安定になる。これはMicrosoftが11のリリースに向けて整合性を取ろうとしてからじゃないかと思うのだが、何にしても年代物だから文句の言い様もない。

 一方のメインマシンの方は2006年に組んだものだが、こっちはすでにマザボとCPUを4回換装済み。最初はAMDを載せていて、一時期ノートパソコンをメインに使っていた間は放ったらかし、その後Intelに載せ替えてメイン機として復活させた。ただこっちも大幅改修したのはもう5年前、けっこう辛くなっている。

 実は今年の春前にメインマシンの方のリニューアルを考えていた。とりあえず評判の良いRyzenで組み直し、余ったCPUとマザボをサブマシンに転用する計画だった。
 ところがご存じの通りコロナやらなんやらの関係で今年の初めからパーツの価格が高止まり。様子見をしていたが結局、この時点ではメイン、サブ両方ののシステム用HDDをSSDに換装するだけにとどめ、大きな改修は先送りにした。
 しかしここに来てのサブマシンの不安定化。もうこっちを先にどうにかしなければならない。と言うわけで、ともかく緊急に安く改修できる方法を調べてみることに。

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2011年4月 1日 (金)

YouTubeの原発関係投稿より

東電本社前で原発反対のデモ中に学生3名が不当逮捕!Anti-nuclear power plant
デモ隊到着後10秒で逮捕とは! ネトウヨはどこに行ったのかと思ったら、こんなところで一所懸命に反原発運動を誹謗するコメントを書いていたんだ。それこそ、もっとやるべきことがあるだろうに。怒るべき時に怒るべき相手にちゃんと怒れることが大切だと思う。


頼れる仲間プルト君——プルトニウム物語
プルト君はプルトニウムって言うんだホントはね。だけど恐いからみんなに嫌われちゃうの。カワイソーね、プルト君! 動燃が1991年に作ったトンデモ動画。

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