on voice 小説・マンガ・紙媒体

2011年9月 1日 (木)

On Voice 第839回 星野之宣「滅びし獣たちの海」

 カバーの絵を見て衝動買い。表紙の絵もすごい迫力。
 戦争物と失われた生物や文明を題材にした短編集。
 圧倒的なマンガの力。
 映画では実現できないようなリアリティ。

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第839回
http://mymyway.www2.jp/201109/ov0839.mp3
http://mymyway.www2.jp/201109/ov0839.mp3

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2011年8月23日 (火)

On Voice 第833回 小松左京と日本SFの不幸な勝利(5/5)

 70年代に存在する文化的断層の原因のひとつは戦争と敗戦。
 1960年代もしくは昭和30年代生まれは、それ以前の文化を否定した。
 SF第一世代はそうした断絶を批判的継承者としてつなぐべき存在だったのだが。
 エントロピーが極大化すると宇宙の熱死がやってくる。それを回避できるのは「悪魔」だけかもしれない。

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第833回
http://mymyway.www2.jp/201108/ov0833.mp3
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2011年8月22日 (月)

On Voice 第832回 小松左京と日本SFの不幸な勝利(4/5)

 サブカルがメインストリームと弁証法的な結合を遂げる前に、メインが消滅してしまった不幸。
 テーゼもジンテーゼも失われ、アンチテーゼだけが残された。
 SFは文学の中に消化されないまま雰囲気として漂っている。
 それはSFだけではなく、あらゆる文化の中に大きな断層が存在。

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第832回
http://mymyway.www2.jp/201108/ov0832.mp3
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2011年8月21日 (日)

On Voice 第831回 小松左京と日本SFの不幸な勝利(3/5)

 我こそが本道と主張し、いわゆる純文学などのメインストリームと闘ったSF。
 80年代から90年代にかけて市民権を得たサブカル。
 一方、全く力を失っていたメインストリーム。
 社会はモダンからポストモダンの社会へ。急激に社会のエントロピーが増大したのはある種歴史の必然だったのかもしれないが。

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第831回
http://mymyway.www2.jp/201108/ov0831.mp3
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2011年8月20日 (土)

On Voice 第830回 小松左京と日本SFの不幸な勝利(2/5)

 「SF」という言葉の重み。特別の感慨。
 今となっては本当に好きだったかどうかわからなくなってきたが、70年代にはむさぼるように読んだ。
 文学・文化・思想の運動であり闘争であった第一世代の日本SF。
 それは幸福な始まりだったのだが…

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第830回
http://mymyway.www2.jp/201108/ov0830.mp3
http://mymyway.www2.jp/201108/ov0830.mp3

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2011年8月19日 (金)

On Voice 第829回 小松左京と日本SFの不幸な勝利(1/5)

 この頃しきりに思い出されていた小松左京。
 「日本沈没」のリアリティ、閉塞状況の中での出口のヒント?「第二日本国誕生」

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第829回
http://mymyway.www2.jp/201108/ov0829.mp3
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2011年5月 1日 (日)

On Voice 第753回 死に様とは生き様のことである(3/3)

 舞台は入院病棟という閉鎖空間。そこにいるのは生死の境目を生きている人々。
 病室のドアを開ける以前の生活の全てが凝縮される人間。
 死の様子は直接には描かれることが少ないが、それだけに生=死、死=生ということを感じさせる。

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第753回
「ov0753.mp3」をダウンロード
https://mymy.way-nifty.com/nekura_nomi/files/ov0753.mp3

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2011年4月30日 (土)

On Voice 第752回 死に様とは生き様のことである(2/3)

 どう生きたかによってその人の死の意味が決まる。
 なかなかよかった野村知紗の「看護助手のナナちゃん」
 作品の質はテクニックとか経験だけで決まるものではない。

弥生宗乙の
ネクラのみ来ん on voice 第752回
「ov0752.mp3」をダウンロード
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2010年10月23日 (土)

On Voice 第592回 「オッス!トン子ちゃん」を巡って(3/3)

 90年代以降はアートの側からマンガ・アニメへの接近が進む。
 そうした脈絡の中にを位置づけ可能な「トン子ちゃん」。
 アートとは自分のマイナス面も含めた厳しい自己肯定ということか。
 しかしそれによって他者を否定するとただの我が儘に。
 前衛は否定しないが、前衛であること自体を自己目的化したらアートではなくなる。

柳川龍太郎(仮名)の
ネクラのみ来ん on voice 第592回
「ov0592.mp3」をダウンロード
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2010年10月22日 (金)

On Voice 第591回 「オッス!トン子ちゃん」を巡って(2/3)

 タナカカツキが提唱した「デジオ」 ポッドキャストではないらしい…
 知らない間にウチもデジオの仲間入り?w(^o^)w
 70年代少女マンガ風のタッチだが。
 「ガロ」を起点にマンガのアート化が進んだ時代。

柳川龍太郎(仮名)の
ネクラのみ来ん on voice 第591回
「ov0591.mp3」をダウンロード
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